街中を歩いていると、「ブランド買取」や「金買取」なんて文字を見かけることがあります。
そういった看板を掲げているお店は、大体「買取専門店」と呼ばれるところですよね。
買取というのは、不要になった品物などを売った代わりにお金を受け取ることができるサービスです。
この買取専門店と似たサービスとして、「質屋」と呼ばれるものがあります。
みなさんは、この違いをご存知でしょうか。
今回は、買取専門店と質屋の違いについてお話していきたいと思います。
ブランド品を手放すなら買取と質屋どっち?
私たち日本人は、ブランド品好きの人が多いですよね。
どのご家庭にも、ブランド品の1つや2つがあるのではないでしょうか。
ただ流行が過ぎ去った、好みが変わった、古くなったなどが理由で使わなくなることもありますよね。
こういった時、ブランド品を売ってお金に変えると良いです。
使わないままクローゼットのスペースを取るだけで終わるより、お金に変えて新しい使い道を見つけたほうが良いですよね。
買取に出そうと思った時、どこに持っていけばいいと思いますか?
この時、基本的に思いつくのが買取専門店と質屋です。
どちらに持っていけば、高額査定をしてもらうことができるのでしょうか?
また得なのでしょうか?
実は、査定額に関しては、買取専門店も質屋も大きく違いはないようです。
どちらもブランド品や美術品など、買取アイテムそれぞれの専門性を有した査定士が査定してくれます。
では、どういったところに違いがあるのでしょうか?
その答えは、買取方法に違いがあります。
買取専門店の買取方法
買取専門店では、基本的に持ち込んだブランド品などを完全に買い取るシステムになっています。
つまり、一度買い取ってもらったものは、基本的に戻ってきません。
ケースによるかもしれませんが、返金という形でも戻ってこないこともあります。
そのため、買取専門店を利用する際は、どのお店を利用するのかが重要です。
しっかりと高額査定をしてくれるかどうか、接客が良いかどうかなども踏まえて探しましょう。
質屋の買取方法
質屋では、持ち込んだブランド品などを「一時預かり」という形で換金します。
一時預かりですので、その期間内に現金を持っていけば預かってもらっているブランド品と再び交換してもらうことができます。
つまり一時的にお金が必要になったけど、あとでまた預けたブランド品を買い戻したい場合は質屋が良いと言えるでしょう。
ちなみに預かり期間を過ぎてしまった場合は、質流れされてしまいます。
質流れというのは、買取業者に流されてしまうことを言います。
質流れされてしまったブランド品は、買い戻すことができないので注意が必要です。
両方のメリット・デメリットを把握しよう
まず、買取専門店のメリット・デメリットについて。
メリットは、やはり不要なものを売ってお金に換えることができるということ。
クローゼットなどの収納スペースも空きますし、お金という形で使い道が生まれます。
デメリットは、一度買取してもらうと買い戻すことができないので覚悟が必要です。
「思い出が詰まっているけど……」「愛着があって気に入っているけど……」
そういった気持ちを抱えたままだと、手放してから後悔してしまうかもしれません。
次に質屋のメリット・デメリットについて。
メリットは、一時預かりなのでお金を持っていけば品物を買い戻すことができるということ。
そしてデメリットは、一定期間を過ぎてしまうと買い戻すことができなくなることです。
買取に出す際は、しっかりとブランド品などと決別する心を持つことが大切かもしれません。