買取専門店には、人によってさまざまな品物を持ち込みますよね。
ブランド品もあれば、ジュエリーもあるでしょうし、金を売りたい!なんて人もいるでしょう。

今回は、その中でも「金買取」についてお話していきたいと思います。
金買取を依頼する際に欠かせないのが、「金相場」です。
やはり金の高価買取を目指すのであれば、金相場が上がっている時が狙い目。

では、その金相場は、いつ上がっていつ下がるのでしょうか?
今回は、金相場の上がる時・下がる時をお話していきたいと思います。

金相場はいつ上がっていつ下がる?

金買取を依頼する時は、やっぱり金相場のチェックが欠かせません。
なぜかというと、さまざまなことが要因で相場が上がり下がりするからです。

では、金相場が上がり下がりする要因としては、どういったことがあると思いますか?
その要因を分かっていれば、金買取を依頼するタイミングも掴みやすいはず。

まずは、いつ上がるのかという点についてお話していきます。

金相場が上がる時

金相場が上がる要因として、まず以下のようなことが挙げられます。
① 戦争やテロが発生した時
起きてほしくないことですが、こういった時は金の価格が上がることもあるようです。
なぜかというと海外投資家は、安全資産の金に投資する人が比較的多いからです。

② 新興国の経済状況
もう1つは、新興国の経済状況によって金相場が変動することもあります。
近頃で言うと、中国経済がニュース番組などで取り上げられることが多いですよね。
他にもギリシャなども話題に上がったことは、記憶に新しいと思います。
経済状況の変動によって、安全資産に対する見方が変わります。
そして少しずつ、金の価値が上がっていくというわけです。

金相場が下がる時

次に金相場が下がる要因を考えてみましょう。
まず、2011年から2015年の4年間で、相場がどれくらい下がっているかご存知でしょうか。
何と42%も下がっています。
なぜかというと、これは為替相場と関係があります。
具体的に言うと、円安ドル高だったことが原因の1つとして挙げられるようです。
ドルが関わっているということは、アメリカ経済によって変動するということがわかりますよね。

今のドル円相場では、アメリカが利上げするということがずっと言われ続けています。
その結果、投資家たちは、米ドルに投資をするということになります。

さらにアメリカは、経済指標も好調なのでそういったところから米国株にも投資します。
そうなるとなぜ金相場が下がってしまうのでしょうか?

つまり、こういうことです。
米ドルや米国株にお金が集中するため、金の需要が少なくなってしまうのです。
そのため、金の価値が下がってしまうということなんですね。

年末年始の金相場の動きに注意

基本的に年末年始は、投資市場は休場となります。
しかし年末になると相場価格が下がり、年始になると相場価格が上がるといったことが起こるのです。

絶対ではありませんが、過去数年の年末と年始の金の価格を比較すると大半が上昇しているという結果が出たのです。

投資家たちが年末にかけて、現在のポジション整理を行うことで価格が下がります。
年始は新しい年の始まりですから、ご祝儀的な意味で買いが集まりやすい傾向にあるとか。

少し難しい話になりましたが、先ほども言ったように絶対ではありません。
ただ金買取を検討している人は、こういった金相場のことをちょっとでも知っておくと良いと思います。