恋人や家族など大切な人に何かプレゼントを贈る時、ジュエリーを選ぶ人は多いですよね。しかしジュエリーというのは、ものによってかなり高価でなかなか手が出ないという人もいるのではないでしょうか。自分で買うならまだしも、記念日などに人へ贈るとなるとどんなものを選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。

そこで今回は、大切な人に贈るジュエリー選びで迷わないためにも『宝石選び』についてお話していきたいと思います。その中でも今回お話するのは、『誕生石』についてです。

誕生石って一体どんなもの?

一般的に『1年は12ヵ月』ですよね。この12ヵ月の暦には、それぞれ守護石と呼ばれるものがあります。みなさんはおそらく『誕生石』という言葉で聞き覚えがあるのではないでしょうか。いわゆるラッキーストーンと呼ばれるもので、日本においては非常にポピュラーな存在ですよね。

そんな誕生石ですが、意外にも起源は遥か昔にまで遡ります。諸説あって例えば旧約聖書『出エジプト記』に登場する司祭が、12の宝石を身に付けていたことが由来となっているという説があります。他にも新約聖書『ヨハネの黙示録』に出てくる神殿の土台に12の宝石が置かれていたことが起源となっているという説もあるようです。この他にもいろんな説がありますが、みなさんがよく知るように『◯月は◯◯石』といったようにリスト化されたのは、20世紀に入ってからだそうですよ。

ちなみにこの提案がされたのは、1912年のアメリカでのこと。それから各国でそれぞれの誕生石が定着していきます。ということは、みなさんがよく知る誕生石も国によっては異なる宝石が採用されているなんてこともあるわけですね。

誕生石のリストをチェック

では、日本における誕生石のリストをチェックしてみましょう。

【1月】ガーネット……真実、友愛、忠実、貞操

【2月】アメジスト……誠実、心の平和

【3月】アクアマリン……聡明、沈着、勇敢
    珊瑚……幸福、長寿、聡明

【4月】ダイヤモンド……清浄無垢

【5月】エメラルド……幸運、幸福
    翡翠……健康、長寿

【6月】パール……健康、長寿、富、無垢
    ムーンストーン……富、永遠

【7月】ルビー……情熱、仁愛、威厳

【8月】ペリドット……夫婦の幸福、和合
    サードニックス……幸福
【9月】サファイア……誠実、徳望、恋愛

【10月】オパール……心の歓喜、安楽
    トルマリン……寛大、忍耐、友情

【11月】トパーズ……友愛、希望、潔白

【12月】ターコイズ……成功
    ラピスラズリ……崇高、高貴、尊厳

おそらくみなさんの中には、自分の誕生月のパワーストーンは知っているという人もいるのではないでしょうか。他の月はこういった感じになっています。誕生日などの記念日にジュエリーを贈る時は、この誕生石を参考にしてみてはいかがでしょうか。

またそれぞれの石には、意味が込められています。いわゆる『石言葉』というものですね。誕生石ジュエリーを贈る時は、この石言葉も一緒に伝えてあげると良いかもしれません。もちろん誕生石ではありますが、必ずしも贈る人の誕生月の石を選ばなければならないというわけではありません。つまりガーネットが誕生石の1月の人に12月の誕生石であるターコイズをプレゼントしても良いというわけです。その時の自分自身想いや気持ちから、贈る誕生石を選んでも良いと思いますよ。

今回紹介した誕生石は、1~12月それぞれの月に当てはめられた宝石のことです。しかし実は、誕生石はうるう年を含めて1年365日の誕生石があるんですよ。自分が生まれた日の誕生石を一度調べてみるのも面白いかもしれませんね。