みなさんの中には、『おしゃれな写真を撮りたい!』という気持ちから、思い切って一眼レフカメラを購入したという人もいるのではないでしょうか?しかし買ったのは良いものの、機能面や使い方がよくわからず、結局そのまま眠らせてしまうことに……なんてこともあるのでは?そこで今回は、カメラの専門用語について、いくつか紹介したいと思います。

良い写真を撮るために

おしゃれな写真、綺麗な写真……。頭の中にこんな写真を撮りたいというイメージはあっても、実際に撮った写真はイメージと全く違うということは珍しくありません。何とかカメラの機能を使いこなそうと、専門の雑誌やマニュアルを読んでみますがよくわからない……。それで心を折られてしまうという人もいるのではないでしょうか。

カメラには、とてもたくさんの専門用語があります。とても奥深いもので、趣味としてハマる人がハマればかなり楽しい趣味になることでしょう。ただその奥深さや専門用語を知るためには、きちんと基礎から学んでいくことが大切。すべてを紹介することはできませんが、初心者にとって必要な専門用語は紹介していきたいと思います。

絞り

みなさんもよく耳にするのが、『絞り』ではないでしょうか。絞りは、レンズを通してカメラ内に入る光の穴の大きさを調整することを言います。絞りを調整することで、カメラの中に入る光の量を調整することができます。

穴を大きくすることでカメラに入る光の量は多くなります。穴を小さくすればカメラに入る光の量は少なくなります。例えば、日中に外で撮影するとしますよね。こういった時は、やはりカメラに入る光の量が多くなります。ですから絞り込んで光の量を減らすことで、明るすぎる写真になってしまうのを防ぎます。

F値

F値というのは、絞り値のことを言います。つまり絞りの開き具合を表す単位ですね。例えば、F1やF2.8といった表現をします。数字が大きくなれば絞り込んでいる状態になります。ですから、先ほどの絞りの話で言うと光の量が少ない状態を言います。

シャッタースピード

シャッタースピードというのは、レンズから入ってきた光をカメラ内のイメージセンサーに当てる時間のことを言います。イメージセンサーというのは、つまり画像を記録するための部品のことですね。

シャッタースピードが速いということは、イメージセンサーに光を当てる時間も少なくなります。例えば、夕暮れ時など薄暗い時間帯に写真を撮ろうと思った時、絞りを解放していたとしても多くの光がカメラの中に入りません。しかしシャッタースピードも遅くすることで、可能な限り多くの光を取り込めます。そうすることで、暗すぎる写真になるのを防いでくれるのです。

ただシャッタースピードは、遅くしてしまうと手ブレなどが起きやすくなってしまいます。みなさんの中にも、薄暗いところで撮った写真がピンボケしてしまうなんて経験があるのではないでしょうか。これは、シャッタースピードが遅いことも原因の1つです。

露出

露出は、写真の明るさのことを言います。適切な露出にするためには、これまで紹介した絞りの設定、シャッタースピード、そしてISO感度などが大きく関わってきます。

ISO感度

ISO感度というのは、デジタルカメラの感度のことを言います。例えば、ISO100やISO800といった数字を見たことはありませんか?この数字が大きくなるほど感度は高くなります。

感度が高くなると、少量の光でもじゅうぶんな明るさを得ることが可能になります。ですから夕暮れ時はもちろん、夜間撮影においてはISO感度を高くすることが必須です。その分、感度が高すぎると写真にノイズが乗りやすくなります。露出とのバランスを上手く調整することが大切です。

ホワイトバランス

ホワイトバランスというのは、白くするための調整を言います。基本的には、白いものを白くするための調整を言います。例えば、白熱灯だと赤っぽい光、蛍光灯だと青っぽい光になりますよね。当然その状態で撮影してしまうと、白が赤っぽくなったり青っぽくなったりしてしまうのです。

しかしホワイトバランスを調整することで、よりナチュラルな色合いで撮影することが可能になります。

被写界深度

最後に被写界深度について説明します。被写界深度は、ピントが合っている範囲のことを指します。よく写真の中には、被写体の背景や手前にあるものがぼけているものがありますよね。これらは、被写界深度が深い写真となります。反対に被写体も含め多くのものにピントが合っているものは、被写界深度が浅い写真となります。

被写界深度は、絞りとも関係性が深いです。絞りを解放するとピントが合っている範囲は狭くなります。つまり被写界深度の深い写真が撮れるということです。

今回紹介したカメラ専門用語の意味合いをもっと深めるとともに、他にもいろんな用語を学んで使いこなせるように頑張りましょう。そうすれば、カメラの楽しさが何倍にも大きくなるはずです。レンズ買取などを上手く活用して、いろんなレンズ・カメラで撮影してみてはいかがでしょうか?