この間たまたま自宅でテレビを観ていたら、『メダカ』に関するテーマのことをやっていて非常に興味深かったので、みなさんにも共有していきたいと思います! これからメダカを育てる人が増えるのではないでしょうか!?
日本のメダカの種類知ってる?
メダカといえば、観賞用の魚の中でも非常に身近な存在ですよね。小学校の頃には、『メダカ~の学校は~♪』なんて歌った経験もあると思います。そんなメダカですが、みなさんがイメージするメダカって何となく共通したものがあると思います。大きさや形、色などおそらくほとんどの人が同じようなものをイメージするのではないでしょうか。
それもそのはず。近年まで日本にいるメダカは、たったの4種類しかいなかったそうです。それにそれぞれ色が少し異なるくらいで大きさなどはほとんど一緒。しかしこれは少し前までの話。
約20年前に現れたダルマメダカ
これまで日本に存在した4種類のメダカというのは、『黒メダカ』『青メダカ』『緋メダカ』『白メダカ』の4種類でした。ところが今から約20年程前、突然変異で『ダルマメダカ』というメダカが生まれたのです!
これまでの細長いメダカと違って、ぷっくりとしていてだるまのように丸々したフォルムが特徴的なダルマメダカ。メダカ愛好家たちは、そのダルマメダカの愛らしい姿に注目するようになりました。
次第にメダカ愛好家の中には、自分の手でダルマメダカのような種類を作りたいと考える人が増えました。さまざまな種類のメダカをかけ合わせては品種改良を繰り返していったのです。
すると……
驚くべきことに当初4種類だったメダカが10年足らずで250種類にも増加したのです! そしてその中には、希少価値の高さから高値が付けられる種類も出てきました!
希少価値の高いメダカの種類
■百式幹之(ひゃくしきみゆき)
これは背中から尾ヒレまで光が入り、色彩豊かな色を放つメダカです。まるで光り輝いてみえるような神秘的なメダカです。こちら一匹あたり5万円するそうです。
■スワローメダカ
その名前からもわかるように、一般的なメダカよりも各ヒレがツバメのように長くなっています。泳ぐとヒラヒラとヒレが揺れて幻想的です。スワローメダカは、一匹あたりなんと10万円です!
■ピュアブラックダルマ
『ピュアブラック』というのは、体色が濃い黒色をしていて目が小さいメダカのこと。これだけでも希少価値は高いのですが、さらにダルマ型ということでかなり希少価値が高いと言われています。何と一匹20万円もするとか……。
このように品種改良を重ねて希少価値の高いメダカを作ることができれば、かなり高値でマニアが買い取ってくれるとか。ただ新しい品種は、突然変異で生まれるそうなので、発見するのはなかなか大変そうです。
世に出ていない珍しいメダカがたくさん
新しい品種のメダカを作り出すのは、環境面や金銭面なども含み大変な努力が必要だと言えるでしょう。しかし世に出ていないメダカが何種類かいるんだとか。今回まだ世に出ていないメダカがメディアで紹介されていました!
滋賀県在住の高木和久さんが5年の歳月を経て誕生させたのが『ビッグアイ』と呼ばれる品種。特徴としては、名前からもわかるように通常のメダカよりも目が大きい点。まるで出目金のようです。
驚くべきは、交配させたオスとメス、どちらも特別目が大きかったわけではないということ。そもそも高木さんは、ピュアブラックをより黒く美しいメダカにするために長年交配を続けてきました。
友人から質の高いピュアブラックのメスをゲットして、ピュアブラックのオスと交配させました。ピュアブラック同士の交配だから、ピュアブラックの子が生まれると思いきや、そういうわけでもないようですね。
実はメダカには、『体の形』で遺伝するケースと『色』で遺伝するケースがあるとか。そしてビッグアイの親同士も、ご先祖を遡っていくといろんな品種の血を受け継いでいます。結果的に目が大きな先祖と鮮やかな色を持った先祖の遺伝子がビッグアイに引き継がれたということなんですね。
この他にも5,000円の価値があるとされる宮島小町。2万円の価値があるとされる紅。そして1万円の価値がある小宮琥珀などいろんな種類があります。
みなさんもメダカを飼って、まだ世に出ていないメダカを誕生させれば、一躍時の人になれるかもしれませんよ! ちなみに当時は一匹100万円のメダカもいたらしいですよ……。