久しぶりの更新になってしまったこのコラムですが、誕生石シリーズということで、今回は3月の誕生石であるアクアマリンについてご紹介いたします。
石言葉が、「勇気・沈着・聡明」というアクアマリンですが、一体どんな石なのでしょうか。

アクアマリンとは

アクアマリンは綺麗な透き通った水色をした宝石です。
名前の由来はラテン語で水を表す「aqua」と海を表す「marinus」という言葉からきているそうです。
「アクアマリン」という名前や、そのきれいな水色をした見た目から、どちらかというと夏の誕生石っぽくもありますが、ちゃんと3月の誕生石なんですよ。

実はエメラルドと同じベリル(緑柱石)の一種なので、エメラルドを熱処理するとアクアマリンの色に変えることができるそうです。
もっとも宝石としての価値は4大宝石の1つであるエメラルドの方が高いので、熱処理で色を変えたとしても、もったいないだけですけどね。

アクアマリンの別名

アクアマリンは別名、「天使の石」「人魚石」とも呼ばれています。特に「人魚石」なんかは水や海のイメージが強いアクアマリンにはぴったりですね。

和名は「藍玉」と「水宝玉」。アクアマリンと言えば綺麗な水色を思い浮かべる方が多いと思うので、藍色というイメージはあまりありませんが、アクアマリンの中でも色が濃く、最高級の値段が付く「サンタマリア・アフリカーナ」はかなり藍色に近い色をしています。

ちなみに日本ジュエリー協会は正式名称を「アクワマリン」としているそうです。この名前は少し違和感がありますね。(笑)

アクアマリンの効果

アクアマリンはその見た目や名前からか、海や水と関連付けられることが多く、航海の安全や豊漁のお守りとして、昔から船乗りたちに大切にされてきたという歴史があります。

また、海のように広い心と深い安らぎを与えてくれると言われており、コミュニケーションを円滑にしてくれるというパワーがあるそうです。

また、アクアマリンは夜中に光を当てると、ロウソクなどの小さい光でもとても美しく輝くという特性があります。
そのため、「夜の女王」という少し怪しげな名前でも呼ばれています。(笑)
しかし、このことから「人生の壁や暗闇に迷ったとき、新たな希望の光をもたらす」とも言われているんです。

アクアマリンには癒しの効果があるとされ、
・エネルギーの巡りを良くする。
・海や水に関連することへのお守り。
・海のように深い癒し。
・コミュニケーションのサポート。
などがあります。
日々の対人関係に疲れている人には、とても向いている宝石かもしれませんね。

アクアマリンがおすすめの人はこんな人

こんな方たちにアクアマリンはおすすめです。
・3月生まれの方
・水商売をしている方
・船乗りもしくは家族に船乗りがいる方
・海の近くで働いている人
・コミュニケーション能力を上げたい人。
・ついイライラしてしまう人。

結婚相手や恋人へ

アクアマリンはその効果から「幸せな結婚」を象徴する宝石としても知られています。
この先結婚を考えている相手へのプレゼントや、自分自身でお守りとして買ってみてもいいかもしれませんね。

また、アクアマリンの持つコミュニケーションを円滑にするパワーで、すれ違いや喧嘩がなくなることもあるかもしれません。

今、喧嘩をしている最中で、仲直りしたいけど……という方にもおすすめですよ。

取り扱い時の注意点

宝石の中でもかなり硬い部類に入るので、傷が付きにくいアクアマリンですが、紫外線には弱いため、長時間日光が当たる場所に置いておくと、せっかくの綺麗な色が抜けてしまう可能性があります。
別名で「夜の女王」とも呼ばれているように、もしアクセサリーとして身につけたいなら、日中よりも夜中につけることをおすすめ致します。