みなさん、ラピスラズリってご存知ですか?ラピスラズリは、パワーストーンや天然石の一種で、ジュエリーなどにもよく利用されている石です。女性には、結構人気の高い種類となっているんですよ。今回は、そんなラピスラズリの魅力に迫っていきたいと思います!

聖なる石ラピスラズリ

ラピスラズリは、まるで宇宙が入っているような神秘的な色・模様をしています。誕生石で言えば9月、古代からずっと『聖なる石』として崇められてきたものなのです。どれくらい昔なのかというと、紀元前5000年頃のエジプトでは、すでにその存在が認められていました。

ずっと昔からラピスラズリには、邪気を退けるパワーがあるとされていたのです。もちろん外部からの邪気を退けるのですが、それだけではなく自分の心の中にある邪念も取り払うことができるそうです。

ですから、心の中に正しくない考え方があってそれを正したいとか、進むべき道に迷ってしまった時とか、判断力を高めたい時とかに身につけるとプラスの方向へと導いてくれるようです。

怒りや嫉妬から守ってくれる

ラピスラズリは、外部からの邪気、そして内部つまり自分の心の中にある邪気を退けるパワーがあると言われています。先ほどは、内部の話をしましたが、外部からの邪気としてはどういったものがあるのでしょうか?

それは、怒り・嫉妬などが挙げられます。誰にでも怒りや嫉妬心はあるものですよね。しかし時にこの怒りや嫉妬が原因で、人との関係性が悪化してしまうこともあります。特に恋人との関係性が悪化しやすく、最悪の場合『破局』なんて結末になることも……。しかしラピスラズリは、そういった怒りや嫉妬も退けてくれるのです。結果的に何らかの危険から守ってくれるというわけですね。

恋人たちの愛と夢を守る石

ちなみにですが、ラピスラズリは『愛と夢の女神』と呼ばれているアフロディーテとも深い関係があると言われています。古代ローマ時代においては、恋人たちの愛と夢を守る石として存在していたそうです。

そんな言い伝えは現代にも伝わっていて、恋愛に大きなパワーをもたらす石として女性を中心に人気となっています。やっぱり恋愛に効果的なパワーストーンということであれば、女性は身につけないわけにはいきませんよね!

日本でも馴染み深いラピスラズリ

ラピスラズリには、和名があって『瑠璃』と呼ばれています。ラピスは『石』を意味するラテン語です。そしてラズリは、『青』を意味するアラビア語なんですよ。この2つの言葉を合わせた言葉なのです。

冒頭でラピスラズリは、宇宙を思わせる見た目をしているというような話をしましたよね。実際に『天を象徴する石』として存在することもあったようです。深い青が夜空を表しており、金色の模様が星を表しているとか。

日本においても、仏教の世界で知られている石です。仏教には、極楽浄土と呼ばれる世界が存在します。その極楽上を飾る『七宝』があるのですが、そのうちの1つが瑠璃と呼ばれていました。瑠璃は、幸運のお守り石とされ昔からたくさんの人々に愛されてきた石なのです。

そんなラピスラズリを日本で一躍有名にしたのが、ジブリ映画『耳をすませば』ではないでしょうか。物語に登場する猫の男爵『フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵』と主人公の月島雫が、ラピスラズリの鉱脈を探す旅に出かけるシーンがありますね。

「いざ、お供つかまつらん!ラピスラズリの鉱脈を探す旅に!」

これは、フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵の有名なセリフですね。

ちなみに黄金のイメージが強いエジプトにおいても、ラピスラズリは重宝されていました。非常に強い力を秘めた護符として用いられ、それこそ黄金と同等の価値があったとも言われています。

最後に豆知識としてですが、ラピスラズリは最初にパワーストーンとして認められた石らしいですよ!