皆さんはスピード買取専門店を利用したことがありますか?
数多くのブランド買取業者が日本各地でサービスを展開しており、特に金はスピード買取における主戦場となっています。
業者によって得手・不得手となる分野はありますが、金のスピード買取はほぼ全ての専門店で手広く実施されています。
今も昔も高価なものとして世界中で親しまれている金ですが、その歴史的背景を知っている方はどのくらいいるのでしょうか?
もし皆さんが金のスピード買取を検討しているのなら、金の持つブランド力の背景を知っておいて損はないかもしれません。
人類の歴史と金の歴史
その圧倒的輝きによって、世界中の人々を魅了してやまない金。一目見ただけで高価なものだと本能的に感じさせてくれる「美しさ」が金の特徴ですが、単に美しさだけでは測れない価値が金にはあるのです。
長い人類の歴史を紐解けば、文明の発達と金は密接な関わり合いがあることが分かります。
今から約6,000年前、シュメール人が3つの都市国家を築き上げ、長き歴史的変動の中で誕生した世界最古の文明、メソポタミア文明。
人類で初めて金が用いられたのが、このメソポタミア文明の時代だと言われています。
今でこそ富の象徴として、金のスピード買取も一般市民に幅広く浸透していますが、当時の金は「権力の象徴」でした。権力者と市民の決定的な違いを表す装飾品として、金が用いられ始められたのです。
その黄金色の煌びやかな輝きは、荘厳なオーラを権力者の身に纏わせるものでした。
ただ、現代のような価値観とは少し異なり、当時の金は「魔除け」としての意味合いが色濃く、その後も長きにわたって装飾品として愛用される理由といわれています。
また、エジプト文明の象徴として知られるツタンカーメンのマスクにも金が用いられています。
日本では、豊臣秀吉がその金の輝きに魅了され、戦国時代という激動の時代に金山を保有し、金の茶室を家来につくらせました。
古くから人類は、その黄金色の輝きに並ならぬパワーを感じ取り、長い歴史の中でもその価値を見失うことなく現代まで伝承されてきたのです。
産業の発達と金の普及
今も金はスピード買取業者や投資家によって高額の取引がされていますが、金の価値が不動のものとなっている理由の一つとして、産業的な需要が根強いという点もあります。
金は加工が簡単で、電気を通しやすく、そして空気や水による錆びの心配もないことから、パソコンやスマートフォンの半導体の基板に用いられることも多く、製造業において欠かせない貴金属の一種とされています。
仮にこれから金のブランド品としての需要が減少したとしても、金のスピード買取や投資における価値が大きく下がることはありません。
実際に投資家の間では、大きな変動がある株や仮想通貨に比べて安定した価値が保持される金は、安全資産として重宝されています。
それも、金が単なる装飾品のみならず、様々な分野の産業で手広く用いられる「実用的価値」の高い貴金属であるからに他ならないでしょう。
これからの金の価値について
人類の何千年という長い歴史の中で、常に高い価値を維持し続けてきた金ですが、これからの金の価値はどう移ろいゆくのでしょうか?
今でも金はスピード買取業界におけるメインコンテンツであり、様々なブランド品の金が高額売買されています。
時計やバッグといったブランド品は流行り廃りのある世界なので、ひょっとしたら今後大きく価値が落ちる可能性があるかもしれません。
しかし、ブランド品に付随する金のスピード買取における価値は、今後も落ちていくことはないでしょう。
2018年4月現在の金の価値は、インゴット(純金)で1グラムあたり5,000円前後となっていますが、ここ10年のスパンでも下限が4,200円ほどとなっており、定期的に上げ下げを繰り返しています。
金のスピード買取を依頼するにはタイミングが命となりますが、時代の変化と共に価値が暴落する……、ということはまず考えられません。
人類の歴史と発展には、常に金の存在が密接に関わっています。他の貴金属を圧倒する輝き、そして産業における実用性、これは時代の変動に流されない永続的な価値なのです。